【スノボ先生】冬に向けてスノーボードの技術を磨こう!内股、ガニ股と板のたわみの関係
- 2024.10.23 (水)
- FNTC

こんにちは、レイトプロジェクトの瀧澤憲一です。
いよいよ冬が近づいてきましたね。今シーズンの第1回目のレッスンとして、体の動きと板の連動についてお伝えしたいと思います。スノーボードの板やブーツを引っ張り出して、ぜひ一緒に取り組んでみてください!
今回は特に「内股」と「ガニ股」の使い分け、そしてそれに対する板のたわみの関係について解説していきます。この知識は、カービングやグランドトリックだけでなく、パークやパウダーでも役立つ重要な内容です。最後までお付き合いいただければと思います。
内股とガニ股の違い


まず結論から言いますと、内股にすると板がロッカー形状にたわみ、ガニ股にするとアーチ状(キャンバー形状)にたわみます。この関係性をしっかり理解し、それに基づいて滑りを調整することが大切です。

内股の利点
内股にすると、板がロッカー形状になり、よりルーズに動きます。グランドトリックやカービングをする際に、板をずらす動作が必要な時、内股にすると板が柔軟に動いてくれます。

特にターンを小さくしたい時や、切れのあるカービングを求める時に有効です。膝を内側に寄せて滑ると、ターンの切れ味が増し、滑りがよりダイナミックになります。

ガニ股の利点
一方、ガニ股にすると、板がアーチ状になり、ノーズとテールが雪面にしっかりと押し付けられ、板が動きづらくなります。
これが役立つのは、例えば技の着地時。ガニ股に近い姿勢にすることで、着地が安定し、板がずれにくくなります。また、スピードを出して直進する際にも、ガニ股の姿勢は直進性を高め、安定した滑りを実現します。

ハーフパイプの技術に学ぶ
ハーフパイプの滑りを参考にすると、ボトムランの際に内股で滑っている選手はほとんどいません。どっしりとした安定感のある姿勢で滑り、減速しないようにしています。
ターンが切れすぎるとスピードが落ちるため、スムーズな滑りを維持するにはガニ股に近い構えが必要です。着地時も同じで、内股よりも安定したガニ股の方が安定性をもたらします。

臨機応変に使い分ける技術
今回お伝えしたいのは、「内股が良い」「ガニ股が良い」という単純な話ではなく、状況に応じて使い分けることが大切だということです。
内股が適している場面もあれば、ガニ股が有効な場面もあります。中間的な姿勢も含めて、その場の状況に応じて板のたわみ具合を調整できるようになりましょう。そうすることで滑りの幅が広がり、さまざまな場面に対応できるスノーボーダーになれます。

冬に向けての準備を始めよう
ぜひ、冬に向けて板を取り出し、今シーズンの準備を始めてください。板を履くだけでも気分が上がり、新しい技を試したくなるはずです。
長い時間お付き合い頂きありがとうございました。次回のレッスンでまたお会いしましょう!
今回ご紹介の動画はこちら!
スノボー先生 by LATEproject

Snowboarding is a bridge of smiles that connects people
「スノーボードは人と人とを繋ぐ笑顔の架け橋」
このメッセージには、スノーボードを通して多くの人に笑顔の輪を広げていきたい そんな思いが込められています それが私たち、レイトプロジェクトの活動テーマです
こんにちは、レイトプロジェクトの瀧澤憲一です♪ 私は北海道でスノーボードのレッスンプロをしています
YOUTUBEでは、スノーボードに行きたい!っと思ってもらえるような 楽しみ方や、上達のコツ、お悩みを解決できるような豆知識などをお伝えします スノーボードの魅力を多くの人へ伝え スノーボード人口、そして生涯スノーボーダーを増やして ウィンタースポーツ業界を盛り上げていきたいと考え活動しています
▼レッスンプロとしての活動 2008年から北海道のゲレンデで、カービング、グラトリを主にレッスンをおこなっています 2024シーズンはプライベートレッスン、グループレッスン、セッションイベントを開催します https://lateproject.shop/?category_id=529c25a6236a1ef20d000094
▼プロスノーボーダーとしての活動 私は、現役のプロスノーボーダーでもあります 21歳の時に ハーフパイプの競技でプロライセンスを取得しました 現在、10社を超える企業様からスポンサー協力をいただいて活動しています 私が立ち上げたスノーボードブランドの『FNTC』は 板の開発やプロモーション活動など多くの事に携わらせていただいています
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