Developed and Patented by Hansjürg Kessler
Kessler Shape Technology (KST/ケスラー・シェイプ・テクノロジー)とは、クロソイド曲線の幾何学的公式に基づいて設計されたサイドカットとベースラインのダイナミックな相互作用のことです。
KSTは、ゲレンデではロッカーボードのような楽しさと安全性を提供し、アイスバーンではキャンバーボードのようなグリップ力と安定性を発揮します。そのため、異なる条件下での性能を高いレベルで両立させています。
フラットな状態ではベースラインが緩やかなロッカー形状に変化し、ノーズとテールがわずかに持ち上がることで接雪点が内側に移動します。この結果、ノーズとテールのワイドポイントが浮き上がり、高い操作性が実現します。
さらに、ボードを傾けてエッジを効かせると、サイドカットとロッカーラインの相互作用により、雪との接触面積が増加し、ライダーは狙ったターンの半径を自在に選択できます。これにより、クロソイドシェイプの力が最大限に引き出され、アイスバーンや高速走行でも完全にコントロールされたカービングと高いグリップ力が得られます。
KSTの洗練されたサイドカーブとキャンバーラインの相互作用が、ケスラーの高い競技成績を支え、スノーボード界に革新をもたらしています。
KSTはあらゆるレベルのライダーに、ワールドクラスのパフォーマンスと簡単な操作性を同時に提供します。
クロソイド曲線を用いた独自のアウトラインにより、ターン時に無限の半径を適用でき、スムーズなターンを実現します。
a) スノーボードを傾けると接雪点が前後に移動し、接地面が広がることで非常に高いコントロール性とグリップ力を発揮します。また、最小のサイドカット半径が機能し、傾ける角度に応じて、タイトなターンからワイドなスイングまで、どのスピードでも自在にターンの弧を調整しながら滑ることが可能です。
*KST = ワールドクラスのパフォーマンス
クロソイド曲線を活用した特別なベースラインを持つケスラーのスノーボードは、圧力がかかると接雪点がボード中央に移動し、ノーズとテールがわずかに浮き上がります。この設計により、ターンの入りがスムーズになり、エッジチェンジがしやすく、安定感が増して安全でキャッチフリーな滑走が可能になります。
b) 赤いラインが接雪面を表し、従来のスノーボードよりも短くなっているため、操作性が非常に向上しています。また、ノーズとテールのサイドカット半径が小さくならないように工夫されており、引っかかることなく滑ることができます。
*KST = イージー・ハンドリング
クロソイド曲線は、ゲレンデのピステバーンや競技用レースコースでターンとターンを滑らかにつなぐためにサイドカーブやベースラインに使用される曲線です。ケスラーボードは、ボードのセンターからノーズとテールに向かって徐々に弧が小さくなる複数の曲線を繋いでいます。これにより、ターンの入りでの衝撃が和らぎ、スムーズなボード切り替えと安定性を実現しています。
クロソイド曲線を使用するメリット
ケスラー製品のすべてのコンポーネントは高品質で、特に使用されているのがアルミ合金のチタナールです。Kesslerは1994年から製品にチタナールを採用し、現在ではワールドカップで使われるスノーボードの標準素材となっています。チタナールの均一な特性により、安定性と滑らかさ、さらに優れたアイスグリップを実現しています。