Home Peaty's 【PEATY’S TECH BLOG】vol.3 最速のCO2インフレーターを作る!

【PEATY’S TECH BLOG】vol.3 最速のCO2インフレーターを作る!

Holeshot CO2 Tyre Inflator(ホールショット・CO2・タイヤインフレーター)は、最速でシンプルな “ブロー&ゴー”パンク修理システムです。というのも、皆さんと同じように、私たちクルーもポケットサイズのハンドポンプを使ったり、誤ってバルブを折ってしまったり、凍ったインフレーターと格闘したりして、ライディングの時間を十分に無駄にしてきたからです!

なぜ CO2インフレーターなのか?

CO2インフレーターは、超コンパクトでパワフルなハンドポンプで、圧縮された二酸化炭素のカートリッジを使用します。そして、バルブからタイヤに注入すると、超高速でタイヤを膨らませることができます。急いでいるときや、チューブレスシールを失ったタイヤがハンドポンプではロックできないときに最適です。

CO2インフレーターは、ハンドポンプを使う時間がないレースシーンに最適です。
エンデューロ・ワールドシリーズのライダーの多くはCO2インフレーターを携帯しています。走り始めにタイヤの空気が抜けてしまったり、チューブレスタイヤのプラグで塞がなければならないほどのパンクをしてしまった場合、CO2インフレーターがあれば、最速でレーススピードに戻ることができるのです。


ハンドポンプは腕が疲れて時間がかかるだけでなく、チューブレスバルブに大きな負担をかけてしてしまいます。というのも、ハンドポンプは常にホイールの横から出ていて、バルブから離れた位置から押したり引いたりしてポンピングするからです。この押し引きの繰り返しが、バルブの前方や後方へたわみを簡単に引き起こし(たいていの場合、見ても気づかない程度ですが)、金属に疲労を生じさせ、最終的には亀裂や故障の原因となります。

PEATY'Sのホールショット・CO2・タイヤインフレーターとは何か?

プロも認めるPEATY’Sのチューブレスシーラントは、ほとんどのパンクを直ぐに修理することができ、新しいホールショット・チューブレス・プラッガー・ツールを使えば、どんなに大きな傷でも数秒で埋めることができます。しかし、それでもパンク修理に時間がかかることもあります。

ハンドポンプは持ち運びに不便で使いにくく、バルブにダメージを与えやすい。だからこそ、チューブレス・ツールのラインナップを完成させる上で、“フラット・トゥ・ガス”チューブレス・タイヤ空気入れキットをきちんとレベルアップさせることは、当然のことのように思われました!そこで、いつものようにゼロからスタートし、ユニークでシンプルに素晴らしいものを作ることにしました。

インラインデザインを採用することで、ホールショット・CO2・タイヤインフレーターは、見た目が美しく、コンパクトで、最速のストレートフローを保証します。870psiの加圧された液体CO2を扱う場合、流れを遅くするものは何でも凍らせてしまうので、このようなデザインが重要なのです。
ほとんどのCO2インフレーターが採用している90度に曲げられたデザインではなく、このインラインデザインを採用したのは、直感的で信頼性の高いリリースバルブを作るためのインスピレーションだったのです。そう、まだお気づきでない方のために言っておくと、私たちはホールショット・CO2・タイヤインフレーターの「プッシュ・トゥ・フィル」デザインを、パブのバーの後ろにあるウィスキー瓶からヒントを得たのです。

バルブを上にして“シングルショット”すると、CO2ガスがシーラントの残りかすやその他の詰まりを吹き飛ばしてからタイヤを充填します。

ホールショット・CO2・タイヤインフレーターが威力を発揮するのは、バルブを下向きにして“ダブルショット”するとき。CO2ガスが液体CO2を先にタイヤ内に押し込むため、より速く効率的に膨張させることができるのです。テストでは、2.4″/29erのタイヤが完全にパンクした(ビードから飛び出した)状態でも、一般的な空気入れでは1分以上かかるところを、わずか数秒で34psiまで吹き上げることができたのです。カートリッジもきちんと空になるので、無駄がありません。硬いスプリングとダブルOリング・シールのおかげで、インフレーターは半分でも問題なく持ち運ぶことができます。

インフレーターを90度の角度で押し付けるのではなく、まっすぐ押し付けることで、バルブコアが曲がったり、折れたりして、再始動のチャンスが失われてしまう危険性を大幅に減らすことができます。

そして、もしあなたがすでに当社のバルブをお持ちなら、チューブレスツールと同じクリスキングカラーのアルマイト加工を施したインフレーターを気に入っていただけることでしょう。

ホールショット・CO2・タイヤインフレーターデザインやパッケージには、プラスチック一が切使われていません。ゴムは高品質の耐熱シールと独自の厚いシリコン製フリーズプロテクタースリーブにのみ使用しています。ホールショット・CO2・タイヤインフレーターは、タイヤに空気を注入するときに完全に冷えてしまいますが、その過程で指が凍ってしまってはかっこ悪いのでスリーブに入っています!

vol.4では、PEATY’Sのホールショット・チューブレスシステムをご紹介!
引き続きPEATY’S TECH BLOGをお楽しみに…

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