Home Peaty's 【PEATY’S TECH BLOG】vol.2 世界で最高のバイクチューブレスタイヤシーラントの作り方

【PEATY’S TECH BLOG】vol.2 世界で最高のバイクチューブレスタイヤシーラントの作り方

PEATY’Sはまったく新しいHoleshot BioFibre Tubeless Tyre Sealantの開発に一生懸命に取り組んできました。その結果、ライド/レースでのパンクストップからライダーを救うHoleshot BioFibre Tubeless Tyre Sealantが誕生しました。

基本情報

Holeshot BioFibre Tubeless Tyre Sealantは、完成までに3年以上かかったユニークなミックスです。

・独立したテスターと世界最高のレーサーによって検証されており、最も速く、効果的で、汎用性の高いシーラントとして評価されています。

・6mmの穴を塞ぐことができると表記していますが、テストでは定期的に8mmの穴も修復しています!また、テストビデオの際には7.5mmのボルトを使用しています。

生分解性のセルロース繊維と、特定のサイズのパンクプラグ粒子を備えたアンモニアフリーラテックスを使用しています。

・PEATY’SのC02インフレーターは、-15º〜50ºCの温度、15〜120psiの圧力、すべてのタイヤとプラグタイプで動作します。そして、これは6ヶ月以上正常に動作します。

・120ml、500ml、1Lサイズ(ワークショップやレースチームを運営している場合は5Lと25Lサイズ)で提供され、以前のシーラントと同じ価格を維持しています。

シーラントの開発秘話

最高のチューブレスシーラントを作るためにどれほど努力したかを知りたい場合は、苦難を伴うエピソードですがお聞きください。

オリジナルのチューブレスシーラントのためのユニークな処方で全力を尽くしたことを誇りに思っています。しかし、カラフルでキラキラとした液体がこぼれたときに誰もが笑顔を失うことをPeaty’sは知っていました。

他のほとんどのブランドが販売しているのと同じシーラントをボトルに充填して、PEATY’Sのラベルを貼り、早く仕事を切り上げてパブに行くこともできたでしょう。しかし、常に最高の製品を作りたいと考えているため、あらゆる解決策を試して、可能な限り最高のシーラントを作ることに決めました。

数え切れないほどの異なるレシピをテスト、微調整、改良することは、疲れ果てる以上のものでした。さらに、業界で最も悪名高い独立系製品テスターの1つに、独自の配合を他のあらゆるブランドと比較評価させました。

そして、ライダーが抱える問題の解決策を見つけるのが大好きなのと同じくらい、私たちは始めなければよかったと思うようになりました。ある時、大量生産できないシングルバッチで、「すごい!」と思った配合がありました。(馬の毛を使ったエコ・バージョンは、マイクロプラスチックの代用品ほどには機能しないことがわかりました。)レシピは1%しか違わないのに、なぜか10%も悪くなっている。こんな状況で、シーラントとスプレッドシート上の残念なデータを憎みました。

Peaty’sが追加したバイオ繊維は、スピードとシール性能という点でゲームチェンジャーとなりました。そして、使いやすさのバランスも悪くありませんでした。新しいミックスは最初の膨張で、最も軽いロードシーラントよりもよくシール性能を発揮しました。シャンクを外すとすぐに小さな穴がふさがり、大きな穴は数秒でふさがりました、8mmの刺し傷を修復した後の走行を終えて、再膨張することさえあったのです。

軽量レーシングタイヤのカーカスやスキンウォールもコーティングできました。グラベルタイヤやロードタイヤを120psiまでシールし、パラリンピックチャンプのアンバサダーであるスティーブ・ベイトのスノーバイクを吹雪からビーチレースまで完璧なPSIに保ってくれたのです。

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ラテックス製のシーラント液は、私たちが試したすべてのタイヤ、シーリングテープ、チューブレスプラグと相性がよく、ひどい匂いもせず、水で簡単に洗い流すことができました。

世界中のタイヤで、-15℃から50℃まで、ほぼ一定から月に1回まで、実にさまざまな使用環境で、適切な粘度を維持できているかというテストを拡大して行いました。また、分離や「ボギー」、ボールアップなど、シーリング性能の低下やバルブの固着に対する長期的なチェックも行いました。

地球を汚したり、タイヤをトイレのような臭いにしたくはないので、アンモニアをまったく含まない水性ラテックスを使用しています。このラテックスには、生分解性のセルロース・バイオ繊維(プラスチック繊維やカーボン繊維は含まれていません)と、さまざまな大きさのバイオ粒子が混合されています。

何度も破裂させ、再接着したタイヤは、一貫して優れた結果を出していました。プロ・メカニックやライダー・テスターたちは、彼らのタイヤが完全にダウンしないことに太鼓判を押していました。

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120mlのトレイル用パウチに加え、500mlと1Lのサイズがあり、ダイレクトバルブ式注入ホースも付いています。

さらに良いことに、開発に時間を費やし、製造コストが高くなったにもかかわらず、価格は以前のシーラントと同じにしています!

スティーブとピーティーズ・プロダクツのクルーに乾杯!

vol.3では、CO2インフレーターをご紹介!
引き続きPEATY’S TECH BLOGをお楽しみに…

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